船の燃料節約
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これは一級海技士(航海)にも常用問題として出題されるし、大手でも議論の内にある。 燃料消費は速力の3乗に比例して消費が上がる。たまにナビゲーションフルが最も燃料消費を考えた効率の良いエコノミカルスピードである。と、勘違いしている船員もいるが、そうではない。速力を下げれば、燃料消費は必ず減る。イコールそれは、C/Bの上昇に直結する。 この減速運転は、短距離航海で効果容易だが、長距離航海では、その効果分岐点の分析に難を要す。前述の様に、航海日数が増えるとC/Bは下がる。また、長時間の低速運転は主機自体に負担をかけ、ひいては 。勿論、デマは関係ない。燃節どころではなく、毎航海燃料を余分に炊いていた。 そのとき、一度船長に質問してみたが、「内航では499でもみんなこうしている。」と言われた。面白い! 内航船のオペレーション担当は寛容なのだなあと思った。 なんのために揚げ切り ull速力なのですか?(揚荷開始予定日は? それより前にN/R Tender (早く到着)しても起算されませんよね、意味あります? 岸壁使用料? デマ? 日没割り増し料金? 船の運航にはいつの場合も全て理由が必要である。 |
航海中の時間当たりの燃料消費量Cは、vを速力、Wを排水量として、 (kは比例定数) となる。燃料消費は速力の3乗、または排水量の2/3乗に比例する。要するに速力が上がれば、または、排水量が増えれば燃料がたくさんいるわけだ。 |
@ 短い費 を抑えることとなるかわりに、到着時間が5時間30分遅れる。まま、朝一からの荷役開始には間に合うだろう。 Av.Speedを10.5k’ntにしてみましょう。 C=0.000021547・ A ことを念頭に置く。 Av.speedを12.65k’ntのまま、バラストだけを300t減らしてみる。 19.50=k・12.653・50002/3 ない。レーシングなどのロスを鑑みれば、やっても意味のないことが容易にわかる。 B 比較計算しやすい だろうかろうか?) 長い航海での燃料節約について考える。 Av.speedを11.0k’ntにします。 210.00= 11.0k’nt=614h 33m 51.4tの燃料消費を抑えることとなるかわりに、 油代を$500.-/KLとした場合、51.4 x 500=$25700の節約。用 、燃節運転をやっても効果が薄い。さらに、用船料が$10,000/dayの船なら、やる価値がないですね。 |
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