港湾タリフとギャング手配
われら海族 Index
ここでは、Berth Termに関する元請け料金(船内料金のみ)を抜粋し解説する。(FIOの場合はこの料金に沿岸料金も含めた額が提示されている) 料金の計算トン数は重量、容積のいずれか大なる方とし、重量は1000kg、容積は1.133M3を1tとみなす。コンテナは実入り、空とも32t/20ft型、48t/40ft型とする。 (ガントリーを使用しないLOLOのコンテナでは特別料金としてかなり安くしているところもあります。)
作業範囲: 揚荷の場合は、本船の貨物を艀内または岸壁上に取卸し、フックをはずすまでの作業。 積荷の場合は、艀内または岸壁上の貨物にフックをかけ、本船に積込むまでの作業。 割増料金: 前夜荷役(16:30〜21:30)基本料金の60%増。 後夜荷役(21:30〜05:00)基本料金の100%増。 土曜荷役 基本料金の60%増。但し、祝日がある週は0%増 日祝荷役 基本料金の100%増。 割引料金: 1000〜3000tの大口貨物は、基本料金の5% 3000t以上の大口貨物は、基本料金の7% 待機料金: 船の入港遅れ、雨待ち、荷役装置トラブル等、作業が滞った場合に、請求されます。ギャングの人数により規定されています。(鋼材などは1gang7~8名ですが、バナナ等青果物などで1gang20名以上などというのもあります。) 最低料金:(ミニマムと言われることが多い) 船の入港遅れなど、手配申し受け最終時刻(昼間は前日15時まで。前夜は当日15時まで)以降2時間を経過してからの取り消しについては全額、荷役開始後になんらかの理由で中断したのち、例えば、天候の回復が期待できない、本船の荷役装置等のトラブルが修理不可となったなどの理由で、当日の荷役を継続できない場合のおいても最低荷役料金が請求されます。ただし、そのときまでの荷役量がそれを上回っていた場合には適用されない。 |
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