灯台の灯質(光り方) GIFアニメ
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紀伊日ノ御埼灯台 | 春の「日の岬」 |
灯台(燈台)はその形が様々なように、灯質(光り方)も多種多用です。 夜間、自分の位置を確認するには最適の目標物ですが、まず灯質によりどの灯台なのかを確認することが大切です。 |
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小型船舶の夜間航行ではレーダーのない船も多く、眼高も低い為に気を使いますね。慣れた場所ならそうでもないでしょうが、初めて訪れる港などではしんどいものです。私も昨年まではボートを所持していましたので、たびたびそのような機会がありました。燈質の判断は海図と照らし合わせるのですが、夜景に混じったりして、なかなかややこしいものです。 | |
灯台について、教科書では文章と図説ですので、分かり辛い部分があるのではないでしょうか? | |
そこで特に、小型船舶を操縦される方の目をちょっと慣らして頂くために、代表的な灯質を下のような形で作ってみました。お役にたてれば幸いです。 |
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灯質には以下のようなものがあります。 |
例図 | 略記 (呼称) | 種別・定義 |
Fl w 5sec
(閃白光:毎5秒に1白光) |
Flashing (閃光) 1個の光りを一定の間隔で発し、暗間が明間より長いもの。 |
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Gp Fl r (3) 8sec
(群閃紅光:毎8秒に閃紅光) |
Group Flashing(群閃光)
2個以上の光りを一定の間隔で発し、暗間の和が明間の和より長いもの。 |
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Qk Fl w
(急閃白光) |
Quick Flashing(急閃光)
閃光のうち毎分60回を超えて光りを連発するもの。 |
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I Qk Fl g 7sec
(断続急閃緑光:毎7秒に急閃緑光) |
Interrupted Quick Flashing(断続急閃光)
群閃光の状態のうち、閃光部が毎分60回を超える比率で光りを連発するもの。 |
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Iso r 6sec
(等明暗紅光:毎6秒に1光) |
Isophase(等明暗光)
一定の光度をもつ光りを一定の間隔で発し、暗間と明間が同じもの。 |
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Occ w 5sec
(明暗白光:毎5秒に1光) |
Occulting(明暗光)
一定の光度をもつ光りを一定の間隔で発し、暗間が明間よりも短いもの。 |
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Gp Occ g (2) 10sec
(群明暗緑光:毎10秒に2光) |
Group Occulting(群明暗光)
一定の光度をもつ光りを一定の間隔で2回以上発し、暗間の和が明間の和よりも短いか、同じもの。 |
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Alt w r 6sec
(紅白互光:毎6秒に2光) |
Alternating(互光)
異色の光りを交互に発し、暗間がないもの。 |
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Alt Fl r g 8sec
(閃緑紅互光:毎8秒に2閃光) |
Alternating Flashing(閃互光)
閃光のうち、異色の光りを交互に発するもの。 |
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Alt Gp Fl g w (3) 9sec
(群閃緑白互光:毎9秒に3閃光) |
Alternating Group Flashing(群閃互光)
群閃光のうち、異色の光りを交互に交えるもの。 |
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Mo (A) r 7sec
(モールス符号紅光:毎7秒にA符号光) |
Morse Code(モールス符号光)
モールス符号の光りを発するもの。 |
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※白光は、画面上でわかり易いよう黄色で示しました。 | ||
参考文献:長谷川健二著 地文航法 |