重量物船 2.吊り仕様
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重量物船が荷役を行うには、 ばなりません。 そのためには、基礎的な知識が必要です。 1)どうしたら どこまで巻けるか? 5) カンザシはつけるか? などです。Lifting Planには、これらの要件が入っていなくてはならない。 簡単な計算ですけど、条件が増えれば 履歴が5-10年もあるような日本人はほぼもういませんし、陸上から支援する形となっています。
1.バランス。必ず平衡して吊り上げなけれなならない。 重量物荷役で最も重要なことは、貨物を平衡して揚げることです。10tや20tの貨物ではないので、不釣り合いに揚げたり下したりすると、 |
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いかがですか? 正解されましたか? フック位置が貨を対比してください。このようになります。左右共に8m位置で吊れば、100t/2の50tで吊れます。これは4mでも6mでも、左右対称位置で吊るなら同じですね。 しかし、片方だけSling位置を内側に変えていけば、その分だけ重量は増していきます。 1 : 1 という関係が、必ず成り立ちます。重量物荷役での基本中の基本です。ね、かなり理科っっぽいでしょ? を誤解して計算します。この図でBの位置吊る場合は、Sling張力に注意しなければなりません。SWL55tのSlingは使えないということになります。また同様Bの位置で上に 貨物の重心位置と、Lifting Pointの位置は決まっています。あとはきっちりSlingの長さを算出し段取りすれば、吊った瞬間にピタリと重心位置を捉えるということになります。10cmでも間違うと貨物は傾きます。重心がずれるからですね。 単純でしょ? 2. の増加 が非常に重要です。Lifting Pointに何トンの力が加わるかを検討し、それに見合ったSWL(Safety Working Load)を備えたSlingを用意します。 |
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3. 重量物荷役をやる場合、手持ちのSling Wireを工夫して強度を作ります。太い径のSlingは高価だからです。 |
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4.CRANEの 考慮する 重量物船の どこまでも限界なしに |
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5. を付けるか否か。
こちら番外です。 重量物荷役でSpreader(カンザシ)を付けて揚げる場合は、注意しないといけません。 1)偏荷重に Spreader を取り付ける。 ![]() 2)Lifting Point の高さが異なる貨物に Spreader を取り付ける。 ![]() |
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経験も知識も要りません。これを使えば単に数字を入れていくだけ。素人でも簡単に 内容さえわかっていれば、時間を無駄にすることはありません。 私が元いた会社ではこういう事に金をかけてくれませんでしたので、必然的に自作エクセルソフトになります。こんな感じです。↓ 従って、西欧一流どころの重量物船社より非常に遅れをとっていましたねえ。 |
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