岸壁強度と係留力

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大型船の接岸速度は一般的に5〜10cm/sが妥当とされている(気象・海象条件を考慮しない)が、これは岸壁のFender性能(ゴムの弾性、防衝機能)にも大きく影響される。
小型船舶などでは岸壁にそのような防護材が設置されていないところに接岸する場合もかなりあるため、惰性で接近することは避け、岸壁手前で船を完全に停止させる(つもり)ように操船することが肝要である。

 
   
接岸速度の計算  
冒頭に少々述べましたが、許容接岸スピードは岸壁強度による。その計算の基礎は、
Ef =

工事中



MULTIPLE FREEBOARD
左写真は満載喫水線標(Freeboard Mark)が3つある。この写真撮影時では一番下が使用されている。




限界係留力を求める
港湾局に岸壁強度の確認を要求された場合には、上記の接岸スピードと限界繋留力を提出することになる。



上記証明計算例
(PDF)
接岸エネルギー
限界係留力



作者著書